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CEO Message

既存・新規事業ともに
積極策の推進で
持続した成長を目指します。

代表取締役社長松浦 一教

新型コロナウイルス感染症の影響は、ワクチン接種の普及で抑制に向かいつつありますが、景気の先行きは不透明な状況です。
こうしたなか、当社グループではパチンコ・パチスロ機市場で安定収益確保に向けた取り組みを進め、注力している新規事業では早期事業化に向けた活動を積極的に実施しました。その結果、当中間期は前年同期を上回る業績となりました。通期にかけては、半導体需給のひっ迫の影響やパチンコ・パチスロ機市場における旧規則機の入れ替え需要後の市場動向など不透明な状況が続くものと考えておりますが、既存・新規事業とも積極策を推進し持続した成長を目指してまいります。株主の皆さまにおかれましては、引き続きのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

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業績のご報告

  • 当中間期の業績について
  • 通期の連結業績について
  • 今後の成長戦略について

「LSI開発販売関連」セグメントは、当中間期において売上高4,789百万円(前年同期比727百万円増)、セグメント利益1,014百万円(同238百万円増)となりました。主力製品のパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは前年同期より約1.1万個減の約21.5万個の販売にとどまりましたが、メモリモジュールが前年同期を上回る販売数となったほか、高単価製品の販売比率が上昇したことにより、売上高は大幅に増加しました。
「新規事業関連」セグメントでは、前期までLSI開発販売関連セグメントに含めていた組み込み機器向け製品が新規事業との関係性を深めてきたことにより、今期から「新規事業関連」にセグメント変更しています。当中間期は組み込み機器向け及び機械学習/AI領域での売上高を中心に、売上高231百万円(前年同期比32百万円増)、セグメント損失は208百万円(前年同期は201百万円の損失)となりました。
以上の結果、当中間期は売上高5,021百万円、売上総利益1,593百万円となりました。販売費及び一般管理費は1,088百万円、うち研究開発費は540百万円となりました。これにより、営業利益は504百万円、経常利益は523百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は421百万円となりました。
また、当中間期末の財政状況は、流動資産9,916百万円、うち現金及び預金は8,109百万円、自己資本比率は91.4%で、引き続き健全性を維持しています。

第27期中間期の連結業績結果

(百万円)
前中間期実績 前中間期実績 増減率
売上高 4,262 5,021 18%
売上原価 2,730 3,428 26%
売上総利益 1,531 1,593 4%
販売費及び一般管理費(研究開発費) 1,261(738) 1,088(540) △14%(△27%)
営業利益 269 504 87%
経常利益 299 523 75%
親会社株主帰属利益 231 421 82%

当期の連結業績につきましては、売上高9,600百万円、営業利益450百万円、経常利益560百万円、親会社株主に帰属する当期純利益440百万円を計画しています。当中間期の業績は、通期業績予想値の営業利益以下の各利益に対して94%から112%の進捗となっていますが、世界的な半導体需給のひっ迫の影響等、下期以降の市場環境が不透明なことに加え、既存事業の業績拡大に向けてパチンコ・パチスロ機向け次世代製品の試作開発費を見込んでいることなどを総合的に検討し、現時点では業績予想を積極的に修正する状況ではないと判断しています。今後状況の精査等により、通期の業績予想に修正が必要と判断した場合には速やかに公表いたします。
当期末の配当につきましては、上記の業績予想と当社の株主還元方針(配当性向50%)を踏まえ、1株当たり年間配当21円(前年実績31円)を計画しています。

通期連結業績計画

(百万円)
前中間期実績 前中間期実績 増減率
売上高 8,999 9,600 7%
売上原価 5,907 6,450 9%
売上総利益 3,091 3,150 2%
販売費及び一般管理費(研究開発費) 2,555(1,472) 2,700(1,500) 6%(△2%)
営業利益 536 450 △16%
経常利益 705 560 △21%
親会社株主帰属利益 670 440 △34%

通期連結業績計画に対する中間期の進捗

(百万円)
前中間期実績 前中間期実績 増減率
売上高 5,021 9,600 52%
売上原価 3,428 6,450 53%
売上総利益 1,593 3,150 51%
販売費及び一般管理費(研究開発費) 1,088(540) 2,700(1,500) △40%(36%)
営業利益 504 450 112%
経常利益 523 560 94%
親会社株主帰属利益 421 440 96%

当社グループの強みである「高付加価値製品を実現する総合的な開発力」を最大限に発揮し、引き続き安定基盤を持つ既存事業への取り組み強化と、新規事業での確かなポジションを早期に構築すべく積極的に経営資源を投入し、当社グループを支える両輪としていきます。
既存事業では、安定収益確保とともに、新たな収益柱の獲得に向けて、パチンコ・パチスロ機向け次世代製品の開発を本格化します。メモリ製品では現在シェアの70%を獲得していますが、さらに市場のデファクト・スタンダードを目指すためメモリ専業メーカーである子会社のaimRage(エイムレイジ)株式会社を設立、蓄積した技術とノウハウを有効活用して、引き続き市場ニーズに応える製品ラインナップを強化していきます。
新規事業は、2024年3月期の売上高16億円超達成に向けて、これまでの積極戦略を引き続き推進するとともに、アライアンスや出資の検討等も積極的に行い早期収益化を目指します。組み込み機器向け製品では、多種多岐にわたる組み込み機器に向けたグラフィックスLSIの販売を拡大するほか、新規事業4領域である機械学習/AI、ミドルウェア、セキュリティ、ブロックチェーンと連携した取り組みも強化していきます。「機械学習/AI領域」では、アクセルが独自開発するAIフレームワーク「ailia SDK」を起点に、多様な顧客ニーズに対応した付加価値の高いトータルソリューションを提供していきます。先進的なプロセッサを開発する株式会社エヌエスアイテクス(NSITEXE)とは新たに協業を行い、様々なエンドユーザの組み込み機器に向けたAIソリューションの共同提供を行います。また、NEDO公募事業の一環として、株式会社ティアフォーと完全自動運転に向けAIチップの研究開発も引き続き進めています。「ミドルウェア領域」では、ゲーミング市場の開発現場で求められる高付加価値製品をフルラインナップした多機能パッケージが特長の「AXIP」を提供。導入した企業やアプリごとに固定・売上連動型ロイヤリティビジネスの拡大を進めています。「セキュリティ領域」では、ライセンス管理や認証など様々なシーンでよりセキュアに情報が管理できるSHALOシリーズを販売。日本企業が開発した製品として高い安定性、充実したサポートなどを提供し競合との差別化を実現しました。「ブロックチェーン領域」では、ブロックチェーンの活用例を紹介するデモアプリ「Blockchain Showcase」を開発しました。これによって同技術の特長と理解を広め、社会実装に向けて、マーケティングや商品開発を進めていきます。
今後もこうした取り組みを積極的に行い、事業の成長と持続的な収益確保に取り組み、着実に成果をあげていきます。

アクセルの新規事業

  • アクセルグループの体制
    と事業展開
  • 事例紹介

アクセルグループでは、既存事業での安定収益確保、さらには新規事業の展開を加速させるため、組織再編や出資等を積極的に実施しています。各社で蓄積した技術・ノウハウをグループ内で融合することにより、お客さまに最適なソリューションを提供しています。

アクセルグループ事業の画像 アクセルグの強みの画像

機械学習/AI新パートナーと開発協力
自動運転など様々な組み込み機器に向けた
AIソリ ューションを共同提案

先進的なプロセッサを開発するエヌエスアイテクス(NSITEXE)と新たなパートナーシップを組み、同社の高効率並列プロセッサ「DR1000C」に、アクセルの「ailia SDK」を実装しました。これにより、幅広いアプリケーションで採用が期待されるDR1000C上で多種多様なAIモデルを動作させることが可能になります。自動運転、その他モビリティ業界のDXなど、様々な組み込み機器に向けたAIソリューションの提供を加速させ、人々の生活を豊かにする世の中の革新に貢献していきます。

AIソリューションを共同提案の画像

ブロックチェーンブロックチェーンを活用したビジネス構築支援
技術的な活用例を紹介するデモアプリを
新パートナーと開発

ブロックチェーン技術は、IT技術を活用して人々の生活をより豊かにするDXの推進で注目を集めています。そこで、何が実現できて、ビジネスに活用できるのか、ブロックチェーンの活用例を紹介するデモアプリ「Blockchain Showcase」を、ブロックチェーンアプリの開発実績が豊富なCryptoLabとの協業で開発しました。これを機に同技術の特長を広め、ブロックチェーンの社会実装に向けて、マーケティングや商品開発を進めていきます。

ブロックチェーンを活用したビジネス構築支援の画像