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次世代車載機のPoC × AIソリューション

最新のディープラーニング技術で、
ドライバーの状態を感知する高度な「見守り機能」を実現

株式会社アクセルのエッジ推論向けディープラーニング・フレームワーク「ailia SDK」と、株式会社Acculusの機械学習モデル「Acculus Pose」が、東京モーターショー・豊田合成様ブースで展示される次世代自動車のハンドルモジュールに採用されました。

  • ※PoCとは、Proof of Conceptの略で、「概念実証」という意味です。新しい概念やアイディアの実証を目的とした製品化前における検証やデモンストレーションを意味します。

「ailia SDK」と「Acculus Pose」を組み合わせたAIソリューション

アクセルとAcculusは、最新のAI、ディープラーニングを⽤いたコンピュータビジョン分野で協業しており、アクセルが独自開発した世界最高水準のAI推論速度を実現するディープラーニング・フレームワーク「ailia SDK」と、Acculusの高精度な⾻格検知を実現する機械学習モデル「Acculus Pose」を組み合わせたAIソリューションを多様なアプリケーションに向けて提供しています。

コンパクトなドライバー状態感知システム

「豊田合成様が東京モーターショーで展示する次世代ハンドルモジュールには、ディープラーニング技術を用いたドライバーの状態を感知する「見守り機能」が搭載されています。ハンドル内に搭載したカメラの映像から、クラウド接続なしにエッジ側で高速かつ高精度に顔や上体の検知を実現しています。

また、表情や視線の検知モデルも搭載しており、「ailia SDK」によって、クロスプラットフォームでGPUを使用した高速推論を可能とし、複数のAIモデルを同時に実行できます。さらに学習からカスタマイズ可能な「Acculus Pose」によって、近距離および赤外線カメラにおける高精度な認識を実現。ディープラーニング技術とカメラをハンドル内に組み込むことで、コンパクトなドライバー状態感知システムが誕生しました。

Acculusについて

株式会社Acculusは、2018年に創業した画像認識技術の研究開発企業です。最新のAI・ディープラーニング技術を自社で一から開発しており、お客様が容易に使用可能なソフトウェアIPとして提供しています。人物の骨格を検出する「AcculusPose」を軸に、人物の動作解析をターゲットとし、監視カメラ、ゲーム、工場の作業管理、異常行動検知、運転者監視、見守り、介護、スポーツ解析といった様々な分野に応用することを目指しています。

https://www.acculus.jp