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代表取締役社長
佐々木 譲
  株主・投資家の皆さまにおかれましては、格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
当社はグラフィックスLSI製品をはじめとする各種LSI製品、画像データ等に係る圧縮伸長技術の開発販売に特化した製造設備を持たない(ファブレス)半導体メーカーです。当社では、大規模な設備投資を必要とする半導体の製造工程を国内の半導体メーカーに委託するとともに、販売については対象市場に対して実績のある技術系商社を最大限に活用した水平分業型のビジネスモデルを採用し事業活動を展開しています。外部企業と連携することで自社の経営資源をLSIの設計開発とマーケティング活動に集中させ、他社との技術的違いが鮮明な高付加価値製品の開発販売に注力しています。
現在、当社の中核市場である遊技機器市場は、国内経済情勢等により厳しい状況が継続しており、本格的な回復には一定の時間を要するとの見方がなされています。また、このような状況を背景として遊技機器メーカー各社のコスト削減意識も高まりを見せており、当社製品を含む遊技機器構成部品のリユース(再使用)の動きが拡大傾向を示しています。この結果、当社LSI製品等の需要が一部減少傾向を示しており、当社の業績にも影響が見られています。一方、その他の組み込み機器の分野では、各産業界における回復基調を背景として、段階的にLSI製品の需要が増加してきています。
このような分析結果を踏まえて当社では、以下のような戦略的事業活動を推進し、中期的に事業規模を回復させるとともに、経済環境の変化に対して対抗できる企業体力を形成していきたいと考えています。第一に、当社事業の中核市場である遊技機器市場に対しては、既存のLSI事業に加えて新たなソリューションビジネスの展開を推進し、遊技機器1台当たりに対する技術的貢献の比率を向上させていきます。第二に、遊技機器以外の組み込み機器に向けたLSI製品の市場拡大に注力し、当社の事業基盤と評価できる対象市場の複合化を進め、各種の経済的変動に対する対抗力を形成して行きたいと考えています。第三に、2010年12月に設立した当社100%子会社である株式会社ニューゾーンが展開を志向するデジタル簡易無線(DCR)分野の確立です。この分野は、各種機器のデータ収集のみならず人々の安心安全を実現する技術分野であるとの認識の下、一刻も早い製品の完成をめざして注力していきます。
当社では、このような戦略的活動を推進し、社会に対する技術的貢献の範囲を順次拡大させながら、アクセルグループとして企業価値の向上を図ってまいります。
株主、投資家の皆さまにおかれましては、アクセルの新たな挑戦に向けた事業戦略をご理解いただき、引き続きましてのご指導を賜りますようお願い申しあげます。
 
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